
Claude Code 101 レッスン6|
「コンテキスト管理」を台所の作業台のたとえで整理
公式の学習サイト「Claudeアカデミー」のClaude Code 101(全12レッスン)、6本目のメモです。
これまでと同じく、公式レッスンをClaude Codeに渡し、日常のたとえで説明し直してもらいました。今回は、レッスン2でも出てきた「台所の作業台」のたとえの続きです。レッスン本文はこちら:Claude Code 101 レッスン6「コンテキスト管理」(Claudeアカデミー公式)
レッスン5のメモはこちら:Claude Code 101 レッスン5|「探索→計画→コーディング→コミット」を模様替えのたとえで整理
この記事の要点
- 頼みごとも、読んだファイルも、全部が作業台(コンテキスト)に乗る。台の広さには限りがある
- 片づけの合図は3つ。同じ作業の途中で台がいっぱいになったら /compact、別の作業に移るなら /clear、中身を見るなら /context
- 台を散らかさないコツは、具体的に頼む・使わない道具をしまう・調べものは別のClaudeに任せる
ポイント① 作業台:何でも乗っていく

レッスン2のメモで、Claude Codeには作業台がある、と紹介しました(コンテキストと呼びます)。今回はその続きです。
こちらが送った頼みごと、Claude Codeが読んだファイル、道具を使った結果、Claude Codeの返事。全部がこの台に乗っていきます。レッスンでは「Claudeの作業メモリ」と説明されています。いま覚えておける量のことで、その広さには限りがある。だから上手に使うことが大事、というのが今回のテーマです。
台がいっぱいに近づくと、Claude Codeは自動で片づけます。大事なことを要点のメモにまとめ、使い終わったものをどけて場所を空ける。これが「圧縮」です。ただ、自動の片づけでは細かいことが抜け落ちることがあります。そこで、自分で片づけるための合図が用意されています。
ポイント② 3つの合図:/compact・/clear・/context

3つとも、Claude Codeの入力欄に打ちこむ短い合図です。頭の「/」(スラッシュ)は、ふつうの頼みごとではなく合図だ、という目印です。
/compact:要点だけ残して片づける
「ここまでの要点メモだけ残して、台を片づけて」という合図です。自動の圧縮を、自分の好きなタイミングで起こせます。今の作業のことは要点として覚えたまま、台に空きができます。
/clear:全部片づけて、まっさらにする
「全部どけて、まっさらな台にして」という合図です。それまでのやり取りを一切覚えていない状態から、やり直します。
デスクトップアプリなら、画面左上の「新規」を押して、新しいセッション(ひと続きの会話のこと)を始めても、作業台がまっさらになる点では、/clear と同じです。まっさらな作業台が、最初から用意されているからです。
/context:いま何が乗っているかを見る
「いま台に、何がどれくらい乗ってる?」と聞く合図です。台の使用量と、どの種類のものが場所を取っているかが、図で表示されます。
ポイント③ 使い分け:同じ料理なら /compact、次の料理なら /clear
レッスンには、使い分けの目安も書かれています。
同じ料理を作り続けていて、台がいっぱいになってきた。でも、今の献立のことは覚えていてほしい。こんなときは /compact です。アプリでいえば、1つの機能(ボタンや画面のような、ひとまとまりの働き)を作っている途中の場面です。
次の料理に取りかかるときは /clear。前の献立の記憶が残っていると、新しい料理に思い込みが混ざってしまうからです(レッスンでは「バイアス」)。
では、片づけても覚えていてほしいことはどうするか。「CLAUDE.md」というファイルに書いておきます(レッスン8で出てきます)。新しいセッションを始めるたびに、Claude Codeが最初に読むメモ書きのファイルです。台所でいえば、作業台ではなく、冷蔵庫の扉に貼っておくメモ。台を片づけても扉のメモは残るので、Claude Codeが毎回ゼロから探し直さなくて済みます。
ポイント④ 散らかさない3つのコツ

レッスンでは、台の空きを保つコツが3つ紹介されています。
具体的に頼む
「なんか作って」のようなあいまいな頼み方は、短くて軽そうに見えます。ところが料理人は、冷蔵庫も戸棚も全部開けて確かめることになる。Claude Codeでいえば、ファイルをあちこち読んで、何を作ればいいかを自分で推測する作業です。読んだものは全部台に乗るので、結局そのほうが台を埋めてしまいます。
「鶏肉でカレー、2人分」と頼めば、必要な材料だけで済みます。レッスン4のメモで紹介した「具体的に頼む」は、台を節約するコツでもあったわけです。
使わない道具箱はしまっておく
Claude Codeには、外の道具をつなぐ仕組みがあります(MCPサーバーと呼びます。メールやカレンダーなどを扱えるようにするもので、レッスン11で出てきます)。つないだ道具箱は、使っていなくても、中の道具が全部台に並んでしまう。今の作業に関係ないものは、オフにしておきます。
似た仕組みに「スキル」があります(レッスン10で出てきます)。作業のやり方をまとめた手順書のようなもので、必要になったときだけ引き出しから出してくる形です。最初から全部を台に広げないので、場所を取りにくいんです。
調べものは隣の台で
「あの材料、どこにある?」のように答えだけ欲しいときは、別のClaude(サブエージェント。レッスン9で出てきます)に任せます。別のClaudeは隣の作業台で調べて、結果を短くまとめて持ってきてくれます。調べる途中で読んだものは隣の台に乗るので、自分の台は散らかりにくくなります。
学び:作業台の広さには限りがある。同じ作業なら /compact、次の作業なら /clear で片づけ、ずっと覚えてほしいことはCLAUDE.mdに書いておく。
それでは、また次の記事で。六弦ライダーでした。
執筆時点の環境:Claude Code(モデルはClaude Opus 5.5)/2026年10月