Build 制作記

AIに「本気のモーショングラフィックを作って」と頼んだら、6万粒の光が動き出した


ネットで、AIにモーショングラフィック(文字や図形が動く映像)を作らせるのが話題になっている、という記事を見かけました。短い指示を送るだけで、CMのような映像ができるそうです。

面白そうだったので、僕もClaude Codeで試してみました。

この記事の要点

  • 2文の短い指示で、46秒の映像ができた
  • 字幕と音まで、AIがまとめて作ってくれた
  • 使い道は、動画のオープニング、画像の素材、人に見せる名刺代わりなど

送ったのは、2文の指示だけ

指示書(プロンプトと呼びます)は、記事で紹介されていたものをそのまま使いました。「今できる最高のモーショングラフィックで、見た人が思わず『すごい』と声に出す1本を作って。出し惜しみせず全力で」という感じの、2文だけの指示です。

映像のテーマや長さは、何も伝えていません。何を作るかも、AIにおまかせです。

できあがったのは「六万粒の光」

AIが付けた作品名は「六万粒の光」。6万個の光の粒が、46秒かけて形を変えていく映像です。下の枠の「再生する」を押すと動きます。

  • 点:散らばった光が、ひとつの点に集まる
  • 銀河:光がはじけて、渦巻きの銀河になる
  • 星:粒が引き合って、波打つ球になる
  • 結び目:ねじれて、立体の結び目になる
  • 言葉:「想像を、」の文字が粒で浮かび上がる
  • 形:「かたちに。」に組み替わる
  • 塵:宇宙に散って、また点に戻る

最後まで行くと、最初に戻ってくり返します。場面ごとに字幕も出ます。

青白い光の粒が渦を巻き、銀河の形になった場面。下に「ほどけて、銀河になる。」の字幕

紫の光の粒が、ねじれた結び目の形になった場面。下に「ねじれて、結び目になる。」の字幕

金色の光の粒が集まって「想像を、」の文字になった場面。下に「やがて、ことばになる。」の字幕

できたのは動画ファイルではなく、ブラウザで開くファイルです。ダブルクリックすると、そのまま再生が始まります。

音も、触れる仕掛けも入っていた

画面の下に「音を出す」ボタンがあります。押すと、場面の切り替わりに合わせて音が鳴る。切り替わる直前に風のような音、切り替わった瞬間に低い「ドン」。その間は和音と鈴の音が流れます。録音した素材は使わず、音も全部プログラムで鳴らしているそうです。

ボタンを押したあと、どこから鳴っているのか分からない音がしばらく続きました。Claudeが確認用に開いていた画面が、裏で再生を続けていたのが原因です。その画面を閉じてもらったら止まりました。

もう一つ、マウスを動かすと、カーソルの周りの粒がよけていきます。見るだけでなく、触れる映像です。

使い道を考えてみた

使い道をClaudeに聞いてみると、こんな案が挙がりました。

  • 動画のオープニング:最後の文字を、チャンネル名や記事タイトルに差し替える
  • 画像の素材:一時停止して画面のスクリーンショット(画面をそのまま画像にしたもの)を撮り、サムネイルや図解の背景に使う
  • 名刺代わり:スマホで開いて、「AIでこういうものも作れる」と見せる

ただ、そのままでは動画として扱えません。動画サイトに上げたいときは、画面を録画するなどして、動画ファイルにする一手間が必要みたいです。

学び:短い指示でも、映像・字幕・音までひとそろいで返ってくる。使い道は、できたものを見てから考えればいい。

それでは、また次の記事で。六弦ライダーでした。


執筆時点の環境:Claude Code(モデルはClaude Opus 5.5)/2026年9月